2月 ⼦どもと共に〜⼤⼈の姿から学ぶ〜

 『⼤寒』(1/20~2/3 頃)が訪れ、⼀年で最も寒さが厳しくなる頃となりました。この『⼤寒』の最後の⽇が 2/3『節分』で、翌⽇ 2/4 は『⽴春』です。徐々に⽇も⻑くなっていき、少しずつ春の気配を感じられる暖かな⽇も増えていくと思うと、何だかワクワクしますね。
 『⼦どもは⾵の⼦』と⾔わんばかりに、毎⽇元気よく園庭で思い切り遊びこむ⼦ども達。思い切り楽しんだら、使ったおもちゃを⽚付けます。次も楽しく、⾃分も、みんなも、遊べるように、おもちゃ毎元々あったあるべき場所に協⼒して⽚付けをしていきます。⼦どもは、⼤⼈が⼀緒に⽚付けをしていると「どうしてそういうふうにするの?」など、ふと聞いてきたりしますよね。「この⽅がいいじゃん」などと思わず端的に⾔葉を返してしまうこともあるかもしれませんが、実はこの時こそ丁寧に『なんで?』『どうして??』に答えてあげると、⼦どもはそれを真似、誰かと共有したくて発信します。その声や⾔葉、姿を⾒聞きしたら、その場で⼤⼈が具体的に褒め認めてあげると、お⽚付けも楽しくなり意欲的に⾏動するようになっていきます。⼦どもなりに⼯夫もし始めますね。また、任せてもらえたこと、それを認めてもらえたことに達成感を感じたりもします。お⽚付けは、ただその場所がキレイになるだけでなく⼦どもの『⽣きる⼒』を育む場になっていきますね。⼦どもはお⽚付けを通して、責任感や優しさが芽⽣え、判断⼒や⼯夫する⼒・物を⼤切にする⼼が育まれます。時間も有効に使えるようになっていくでしょう。家庭でもまずは、お⼦さんと⼀緒に遊んだ後の⽚付けをしてみてくださいね。
 ⼦どもと共に⾏なう中で、⼦どもの⾏動や⾔葉遣いにも注⽬してみてください。⽇常的に接している⼤⼈の⾏動や⾔葉遣いに似ていることに気付きます。⼤⼈の⽇常的な⾏動ひとつが⼦どもにとってのよりよい学びとなり、⽇常⽣活に活かされていきます。普段の何気ない⾏動や⾔葉遣いを振り返って、何か少しでも⼦どもの課題と連鎖するものがあればまずは、⼤⼈が意識して⽇常の⾏動や⾔葉遣いを⾒直してみましょう。⼤⼈の普段の⽴ち振る舞いが⼦どもにそのまま影響を与えます。
 ⼦どもは、思いを持って⾃分を⾒てくれる⼤⼈が誰なのかちゃんとわかり、その上で、時には本気で向き合ってくれる⼈を信頼する⼒も、ちゃんと備わっているんです。⼦ども⾃⾝が持って⽣まれた⼒や伸びる芽を信じて共にさまざまな経験を!と思います。