12月/理解者増え感謝

10/19㈪、『みちルーム』利用者が2万人達成の新聞記事を見て投稿をして下さったお二人の方がいらっしゃいます。

「子育て支援室 存在意義深い」 静岡新聞10/24㈯
20日付朝刊広域ワイドの『磐田の子育て支援室「みち」利用者2万人突破』を読み、すばらしい取り組みに感動しました。
私も塾の仕事で、歌と読み聞かせを大切にして母子の絆を深くし、幸せな子育てをしようと呼びかけ、いろいろアドバイスをしています。
子育てについての心、知恵、手法などを伝えることがとても大切だと思います。自分自身、子どもによく語りかけ、歌い、読み聞かせしてきた経験や、仕事で勉強してきたことをお伝えしています。
 発達障害がとても増えているとか、小学生の暴力が増えているというニュースに接すると、今の子育て環境がすごく悪くなっているのではないかと不安です。親自らが良い環境の確保に努め、周りもそれを応援しなければなりません。
このような状況の中で、子育て支援室「みち」の存在は、とても意義深いものだと思います。
「子育て支援 継続が大切」 中日新聞10/29㈭
「気軽に相談 ママ2万人」の記事(10月20日付朝刊「中・東遠版」)を読んだ。学校法人龍の子学園(磐田市)が、子育て支援室「みちルーム」を開設し、幼稚園や保育園に通っていない0~2歳児と母親を対象に、平日の開園日、無料で相談に乗るなどの支援をしているという。素晴らしい取り組みだと感心した。
 今、行政は保育施設を増やすなどの施策を進めている。それも必要だが、母親がどのように子育てをすればよいのかといった知恵や取り組み方を具体的に学べる場を提供することも求められていると思う。
 3月に「発達障害の相談が8年で4倍に増えた」というニュースがあった。乳幼児の成育環境が悪くなっているのではないかと心配していた。9月には「小学生の暴力が増えている」という報道があり、その思いがますます募っている。
 私は塾の仕事で、語りかけ、歌、読み聞かせの大切さを呼びかけ、乳幼児と共に時間を設けているが、細々としかできない。
 「みちルーム」のように、大規模かつ継続的に子育て支援をし、母親の相談の場を提供していることの意義は大きい。

 また「みちルーム」に取材に来た中日新聞の記者がコラムでも取り上げて下さいました。

「児童虐待」ハーフタイム        中日新聞11/15㈰
児童虐待を防ぐにはどうすればいいのか。「大ごとになる前に、保護者や子どもに寄り添えば」と、多くの人が思う。それを実践しているのが、磐田市前野の学校法人龍の子幼稚園だ。
 敷地内に子育て支援室を平日の開園日に無料開放。教諭2人が常駐し、2歳未満の子とその母親に親子遊びを教えたり、子育ての悩みに親身になって相談にのったりしている。毎月300~400組が訪れる。
 座光寺明園長(58)は「母親たちがどんな子育ての悩みを抱えているのかを、市内で一番知っているのは僕」と冗談っぽく言うが、2日に1組は新規の利用者が増えるというから、本当かもしれない。
 「悩みが小さくなれば虐待も減るでしょう」と座光寺園長。その笑顔に運営の苦労はない。

 多くの方々に「みちルーム」を利用して頂き、また存在価値を認めて頂き感謝します。
 先日、磐田市青少年健全育成大会の記念講演会で全国webカウンセリング協会理事長の安川雅史先生の講演を拝聴しました。演題は「ネット被害から子どもを守る」です。スマホの普及で、子ども達の間に広がるネットトラブル。些細な行き違いが原因で、陰湿ないじめに発展する事も多い。ネットは包丁と同じ、きちんと使えば便利な道具ですが、間違った使い方をすれば、人の命をも奪う凶器になるとの事。中高生がブログやFacebookを無防備に始めた為に、事件に巻き込まれたり、嫌がらせやストーカー被害にあったというネット被害の実例を出して解説してくれました。それが原因で学校に行けなくなった子や自殺した子が相当数いるそうです。
 ネット被害を防ぐ為には、子どもに「産まれてきてくれてありがとう」「あなたの事を愛している」「お父さんとお母さんはいつでもあなたの味方だよ」を普段から言葉に出して言う事が大切。親に愛されている事を感じたら命を絶つ人間はいないとも話されました。また親が「子どもの前でラインやメールをする姿を見せない事も重要」だそうです。
もう一つ興味深い話で東北大学の教授の研究結果です。
  A 家庭学習しっかり+スマホなし =75点(平均)
  B 家庭学習なし  +スマホなし =63点(平均)
  C 家庭学習しっかり+スマホ1時間=61点(平均)
  D 家庭学習しっかり+スマホ3時間=43点(平均)
 これは、いくら勉強量があってもスマホを1時間以上すると悪い刺激を脳に与え、記憶力が落ち込むからだそうです。スマホをするくらいなら勉強も何もしない方が良い成績というのは驚きですよね。また東北大学医学部に入学した学生の就寝時間を調べると、全員23時までには寝ているという結果が出たそうです。普通に考えれば医学部に入る子は深夜まで勉強をしていそうですが、これも同様に就寝時間が遅くなると記憶力に影響があるからだそうです。規則正しい生活習慣はやっぱり学力にも影響するのですね。