12月絵本は心の栄養

♪ 真っ赤なお鼻の トナカイさんは いつもみんなの わらいもの
   でもその年の クリスマスの日 サンタのおじさんは いいました
    暗い夜道は ピカピカの おまえの鼻が 役に立つのさ
     いつも泣いてた トナカイさんは 今宵こそはと よろこびました 🎶 『赤鼻のトナカイ』

 『スポーツのまち』磐田に住む市民の皆様もきっとメディアを通して『FIFA ワールドカップ カタール大会 2022』をご覧になり、日本の勝利を信じて大声援を画面越しに送っているのではないでしょうか。
 11月23日に日本代表チームが初戦でドイツ代表に2-1で逆転勝利を収めました。過去には、1993年10月の『ドーハの悲劇』・2018年の『ロストフの14秒』があり、選手として、コーチとして、どちらの現場にもいた森保監督。今大会は並々ならぬ思いで臨んでいるに違いないと思います。選手第一の姿勢でそれぞれの選手の主体性を促し、選手やコーチにも意見を求める姿勢が勝つ雰囲気をチーム全体で作り上げることができ、監督・コーチ・選手が一体となり全員サッカーで勝利を引き寄せたのではないかと思います。  
 27日には第2戦でコスタリカ代表と対戦しましたが、チャンスを作りながらも思うようにゴールへのフィニッシュに持ち込めず、一瞬の隙をつかれてしまい0-1で悔しい敗戦となってしまいました。
 まだ試合はあります。何としても『歓喜』で締め括れるよう日本代表チームには全勢力をあげて最後の1秒まで諦めずに戦いきってほしいですね。
 さて龍の子幼稚園では、11月下旬〜12月上旬にかけて『夢の会』を行なっています。夢の会では、『劇あそび』を主として、日常生活では得られない、フィクションやファンタジーの世界をクラスの友達、そして担任と一緒に劇中の人物になりきってやり取りを楽しみ、登場人物の「今からパワーをためるぞ!」と頑張る気持ちや「やった〜!」という喜びを踊りでも表現します。起承転結のあるストーリーの中で存分に遊び込んだ子ども達は、より絵本や紙芝居のお話の世界観を楽しめるようになります。
 小さなお子さんがいるご家庭では、絵本の読み聞かせを毎日、いえ日に何冊もされている方もいらっしゃるのではないかと思います。
 絵本の読み聞かせをすることで、子どもの想像力が育まれる・言語能力が高まる・感情が豊かになる・集中力がアップするなどの大切な育ちに繋がります。そして、何よりお母さんやお父さんの声でお子さんに寄り添い読み聞かせをしてあげることで、温もりを感じてリラックスができ、それと共に愛情を感じることができます。「自分に向いてくれている」と感じられ、心が安定します。子どもは心が安定すると、行動も落ち着きます。このような時間を親子が共にすることで『親子の絆』も深まりますね。また、自己肯定感が高まり、さまざまなことに挑戦していく心の土台ができていきます。
 以前(9月号園だより)も書きましたが、読み聞かせを続けることでお母さんやお父さんの心もリラックスができ、ストレスが緩和されます。忙しい毎日の生活の中に、なかなか絵本の読み聞かせの時間を作るのは…と思われる方も、少し無理してでもその時間を確保することで「子育てがしやすくなる!」そう信じて、ぜひお子さんのために、そしてお母さんお父さんご自身のためにも、絵本の読み聞かせを習慣にしてみてくださいね。
 お子さんとコミュニケーションを取ったり心通わせたりするひと時は、とても貴重で濃密な関わりとなり、親子にとって宝物の時間になると思います。