9月傍で支える両親の姿勢

 8月27日㈮13:30に磐田市こども部幼稚園保育園課長より電話が入りました。「市内10ヵ園を超える幼稚園、保育園に於いてコロナ陽性者が出ています。公立園では8/30㈪~9/12㈰までの間、(休園・登園自粛の次に位置する)家庭保育のお願いをしようと検討に入りました。主な理由は在園児の感染を防ぐためです。私立園でも対応を協議してください」。これをもってすぐ私立幼稚園協会として協議しました。「在園児の感染を防ぐ」はとても大切なことだとの考えで一致し、公立園と同一歩調を取ることとなりました。
 保護者の皆さまに於かれましては急なメールでのお知らせに戸惑ったことと思います。また2学期が始まり、お友達との再会やインディアン生活を楽しみにしていた在園児には本当に申し訳ないと思います。しかし更に感染を拡大させないためにはこの方法しかなかったことをご理解ください。インディアン集会~インディアンまつりは、時期をずらしても開催したいと考えています。
緊急事態宣言下で開催された東京五輪が閉幕しました。コロナ感染の拡大を防ぐために今のタイミングで開催するのはどうなのだろうと思っていましたが、卓球混合ダブルスの水谷隼・伊藤美誠選手の磐田ペアの金メダルをはじめ、女子ソフトボール上野由岐子投手の13年前と変わらない力投、そして柔道の阿部一二三・詩選手の兄妹同日金メダルなど多くの感動をもらいました。白血病を乗り越えた池江璃花子選手の「出場できて幸せでした」の言葉を聞くと開催できて良かったと感じます。
 そして今、パラリンピックが開催されています。ハンデを持った人達がそれぞれの競技に立ち向かっていく姿は五体満足に生まれた人間にとって「何をくよくよしているんだ!!もっと頑張れるだろ!」と叱咤激励を受けているように感じます。またハンデを持った子どもを授かった中で、スポーツをやらせたご両親の姿勢に敬服します。もし我が子がハンデを持った状態だったらと考えると、果たして「スポーツを頑張れ!!」と言えただろうかと思ってしまいます。五輪もパラリンピックも選手はもちろん立派ですが、傍で支えたご両親の存在が大きいと感じます。
 今年も多くの卒園生が全国大会に出場しました。いつの日か、卒園生が五輪に出場することを夢見ています。出場すれば、どんなに遠い国でも応援に駆け付けます!!
8月13日㈮静岡新聞「賛否万論」「登下校中の安全どう守る」に以下の投稿が掲載されました。就学を控えた年長の保護者に伝えていることを要約したものですが、どの年齢であっても分かっていた方が良いことですので掲載します。

 下校時の安全対策を親子で確認しておくことが重要だと思います。登校は集団登校なので交通事故や犯罪に巻き込まれるケースは少ないと思いますが、下校時は少人数あるいは一人の場合も考えられます。交通事故を防ぐためには交通量の少ない道を選択することになりますが、変質者などによる犯罪に遭遇する場合も考えられます。逆に犯罪に遭わないためには交通量の多い道が安全ですが、交通事故の危険性は高まります。
 本園では就学前に登校順路を親子で歩き、危険と思われる箇所や「こども110番の家」の位置を確認するように勧めています。また、何かあった時にすれ違いにならないように、下校時の順路を決めておくようにも助言しています。土日祝日と平日では交通事情等も違うことから、行事等で平日が休園になった時に親子で小学校まで歩くようお願いしています。
地域の方にもお願いして、下校時間に家を出て下校の様子を見て頂けると安全性は一層高まると思います。

テーマ「もしもあの時」です。振り返ればみんなそう感じることだと思います。

   双子の子育てもう一度  第17期・卒園生 母(8月25日中日新聞『発言』掲載)
 29年前の双子の子育てをもう一度やりたいです。「子供が赤ちゃんの時、もっと心に余裕を持って子育てできていたらなあ」と思うのです。
 未熟児で生まれ、神経質になりすぎて毎日が必死でした。赤ちゃんの時は子供を「かわいい」と感じるよう余裕なかったように思います。それでも、幼稚園では先生方に助けていただいたおかげで余裕ができ、子供がどんどんいとおしくなっていきました。
 絵本はたくさん読みました。寝る前に子供たちが持ってくる絵本は10冊でも20冊でも気の済むまで一緒に読みました。小学校に入ってからもずっと児童書など一緒に読みました。
 気が付けば、大学進学で家を離れ、そのまま就職、結婚。本当に子育ての時間はあっという間でした。
 今本当に子育て中のお父さん、お母さんたちへ、「今を大切に、子育てしてくださいね」