4月 🌱春!伸びる芽グ〜ングン‼︎ 青木英里子
暖かい春の柔らかな陽ざしの中、たくさんの色とりどりの花々が新しいスタートをお祝いしてくれていますね。リュックサックに夢と希望を詰めて、さあ出発!新しい友達・先生…笑顔満開の子ども達には、キラキラと輝くステキな出会がいっぱい待っています。
龍の子幼稚園では卒園式に『はかせ号』を授与しています。3年間の在籍期間を振り返り、その子に相応しい称号を全職員で考えています。ですから、授与される『はかせ号』は1つですが、30人以上の様々な『はかせ号』が挙げられているのです。ずっと受け継がれる『はかせ号』、今年初めての『はかせ号』と様々ですが、理事長、園⻑、教頭、年長担任だけでなく全職員で考えたものです。卒園後もずっと覚えていてくれる子が多く嬉しく思っています。(※龍の子を卒園する教職員にも『はかせ号』を授与しています)3月に卒園した子ども達は集団生活の中で、自分の感じたこと思っていることや考えなど、言葉で仲間に伝え合う力がついたのを感じました。きっと、お家の方にお話を十分聞いてもらう経験をしてきたからだと思います。家庭でのお家の方との関わりが土台となって、集団生活で力を発揮していた子ども達です。新しい小学校生活でも、それぞれの力を発揮してくれることと思います。
下記に令和5年度の『はかせ号』の一部を紹介させていただきます。
・『スピード』・・・給食や片付けをささっと済ませて園庭へ1番乗り 仲間とサッカー ドッチ ケイドロ 野球でも スピードを活かした好プレー連発!毎日お母さんとの園庭遊びがあればこそ!マラソンも練習前から親子で取り組みを頑張っていたね
・『頑張り屋』・・・仲良し太鼓での声出しはひまわり1!「えい!やー!」の声は部屋中に響き渡っていたね 最後のポーズは一番ビシッと決まっていたよ!部屋の雑巾掛けは忘れず いつでも丁寧に拭いてくれたね 給食のお代わりも張り切って!
・『おもしろ発明』・・・頭の中を覗いてみたくなるほど面白い発明やアイディア満載!お化けを段ボールで作ったり ロボット・恐竜も全部自分で!腕が動かせたり部品を取り付けられたり工夫がふんだんに!「〇〇はね〜作るのが好きだからバイクとか組み立てる人になりたいんだ」と夢も!!
・『天真爛漫』・・・「○○ね〜!」と楽しいお喋りいっぱい!いつでもルンルン!「あー、それはダメだって〜!ほら!聞いて〜」「違う違う!もう一回やってみて〜」まるでミニミニお母さんサッカー女子の和奏ちゃんの将来は『なでしこジャパン』?それとも大人になったらバイトで『ケーキ屋さん』?
・『はるかぜ』・・・友達を気遣う優しい心がキラリ!「どうしたの?大丈夫?花奈が傍にいてあげようか?」その一言に みんなはホッと 運動遊び大好き!一輪車・鉄棒・縄跳びと積極的にチャレンジ!竜巻の様にグルングルンと鉄棒で大回転 ニカッと照れ笑いも!
お子さんが入園・進級をされた保護者の皆さんは、我が子の卒園する姿を想像しながら、龍の子幼稚園での園生活をお子様と一緒に満喫してください。
3月の小学校卒業式後、第37期生の親子が来園してくれました。タイムカプセルに納めた6年前の手紙と紙飛行機を受け取り、6年前の自分の顔がプリントされている用紙に、更に6年後(高校卒業時)の自分にメッセージを書きました。それを紙飛行機に折り、屋上に上がり6年前と同様に飛ばしました。17時頃まで来園者は続きました。小学校生活6年間を過ごした卒園生は、伸びる芽をぐ〜んと伸ばし立派に成長した姿を見せてくれました。卒園生親子と再会できることは、職員もパワーを沢山いただく幸せな日です。来園してくださったタイミングで集合写真を撮り、それもまた宝物の思い出となりました。卒園してもずっと繋がっていることを感じる機会となり、卒園生や保護者に感謝の気持ちでいっぱいです。また、6年後に出会えることを楽しみに、園より卒園生を応援していきたいと思います。
新年度を迎え、子ども達も新しい環境での生活となります。ピカピカの色帽子を被り、ワクワクドキドキしながら様々な姿を見せてくれることと思います。登降園時もお子さんと共に童心に帰ったつもりで園庭利用をして思いきり親子で遊んでください。また、園庭開放日(週末設定日)には親子で目標を持って遊びにチャレンジし『親子の絆』を育む場として利用をしていただきたいと思います。共に遊び、共にチャレンジする中でお子さんの成⻑を直近で感じることができますね。共に感動体験ができる機会にもなります。又、お子さんがお家に帰ってきたら、是非ゆったりじっくりと同意共感し、会話が弾む「いいね〜!」「すご いね〜!」「なるほどね〜!!」と、マジックワードを使ってお子さんの言葉を引き出し、心に寄り添ってあげてくださいね。又、お子さんをむぎゅ〜と対面密着抱っこをして、呼吸を合わせ親子で心地よいひと時を大切にしていただきたいと思います。園生活の中では、この乳幼児期にこそ経験して欲しい遊びを幅広くそして多様に体験できる環境を作り、その機会を大切にしてあげたいと考えています。その中で、楽しく夢中になって遊び込み探究する子ども達の姿、異年齢や仲間と遊びを共有しコミュニケーションをとり、語り合う姿を大切にしていきたいと思います。又、地域の方や多世代交流の中での子どもの育ちも大切にしていきたいと考えています。
今年度も皆様のご理解ご協力を得ながら、職員一同、『はじめに子ども在りき』の基本理念の基、愛情いっぱいに子ども達一人ひとりに丁寧に関わり、主体的で対話的な深い学びに繋がる『遊び』を通して、多様な経験の中で『生きる力』を育んでいきたいと思います。