12月 日々の生活の連続の中に晴れ日(行事)が!

朝晩の寒さも日に日に増し、冬らしい季節となりました。『龍』年の今年も残りわずかとなり、元気に年越しができるよう、うがい・手洗い・換気をするなどの基本的な感染予防を徹底し過ごしていきたいと思います。

皆さんは、新しくなった磐田商工会議所にもう行かれましたでしょうか。10月になりますが、交流スペースの窓にハロウィンを祝う『こども窓絵アート展』の企画案内があり、2号保育園部の子ども達が参加しました。園にて、子ども達がクレヨンでフィルムに描いた絵を商工会議所の窓に掲示していただき、企画に参加した園の子ども達の絵が建物の外からも見え、磐田の駅前の通りを賑やかにしてくれていました。子どもの描く絵は、想像力豊かで伸びやかで楽しい気持ちにしてくれますね。実は、今月12月の同じ企画で、1号認定児の満3歳あさがお組・あさがお秋組・3号認定児のつぼみ組の子ども達が、クリスマスの絵で参加をさせていただきました。ぜひ、親子で足を運んでみてくださいね。

2学期も様々な園の取り組みに対して保護者の皆様には、ご理解ご協力をいただき感謝申し上げます。現園舎が建ち、2016年12月より園内開催の『龍の子夢の会』が始まりました。当時、子ども達が普段遊んでいる場所(ステージ)で開催できる事を「夢の会は、遊戯ホールが舞台だから毎日練習できるよ。他のクラスの様子も観られるよ」と子ども達に伝えると「やったー!!」と大喜びする姿がありました。別会場への移動等もなく時間や気持ちにもゆとりをもって、夢の会当日まで安心して普段通り過ごせることで、お話の登場人物になりきり遊び込む生き生きした子ども達の姿が『劇遊び』の中で表現されます。

2学期の始めにインディアンまつりがあり『フィクション』と『ファンタジー』の世界でインディアンになりきり、その世界観の中で『劇あそび』を楽しんできました。子ども達は、何かになりきり想像の世界を広げ、イメージをより具体的にして遊び込んでいくことが大好きです。インディアンまつりに向けて遊び込んだ経験を、園庭や保育室内でも大好きなお話の世界観の中で、お話の登場人物になり、子ども同士で誘い合い遊ぶ姿がありました。また、先生も仲間に誘い、時には送迎の際の園庭遊びで保護者を誘い交えて遊ぶ姿もありました。遊び込んだ楽しかった遊びの余韻に浸り、その楽しかったことを続けて日々の遊びにも繋げ、更に遊びを発展させ遊び込んでいく姿はイキイキ!満足そうな笑顔がいっぱい見られました。『夢の会』の劇遊びも、大好きなお話の世界で先⽣も⼦ども達も思わず即興的に劇中⼈物になりきり、その世界を共有して遊びを展開して遊んでいきました。先⽣と⼦ども達は、フィクションの世界で登場⼈物の⼼情をキャッチし合い、対話をしていきます。先⽣が対⽴物や協⼒者として対話をして演じるので、さまざまな対応やストーリーを展開していくことができます。だからこそ、登場人物として本当に悲しくなったり嬉しくなったりするのです。お話の世界で困難を乗り越えてみんなで幸せになる劇を全⼒で遊び込み作り上げていく子ども達と担任の姿がありました。既に、夢の会に向けて取り組んでいるお話の世界での遊びや他のクラスのお話を楽しんだり、遊び込んでいく姿が見られています。もちろん年長児が取り組んでいる『仲良し太鼓』に関しても、憧れの眼差しで見つめる下の学年の子ども達。「やってみたい!」の気持ちのまま見様見真似で、でも年長児の真剣な眼差しで行っている姿も見ているので、真似てやってみる子ども達も真剣です。こうして試行錯誤しながら遊び込み「見てほしい!」「見せたい!」事になっていくのだと子ども達の姿から感じます。

日々の保育からの連続性を大切にした行事を!そして興味関心を持ち経験したことをさらに発展させ探求したり共有したりできる環境を!と、行事を終着点としない子どもの続きの『遊び』を十分にできる保育環境を整え、日々それを子ども自身が実現できる環境設定やゆとりを大切にしたいと考えています。

さて、冬やすみに入ると『冬やすみの親子マラソン』の取り組みが始まります。お子さんと一緒に、親子でマラソンに共に取り組み「親子の絆」を作ってください。また、年末に向けてのお家の大掃除も子ども達にも役割があることで家族の一員であることを感じる機会になります。是非、役割を与え任せて、最後まで取り組ませてあげてください。家族みんなで気持ちよく新しい年を迎える準備をしてくださいね。