1月/歯並びを良くする為に

 第34回龍の子夢の会が園児全員で参加出来た事、嬉しく思います。子ども達の健康管理を含めた保護者の皆様の御理解と御協力に感謝申し上げます。(詳細は『夢の会反省』にて)
 夢の会翌日、産業展示館で教育講演会を行ないました。当日は、ウーママ(ウーマンとママの造語)フェスタと題してさまざまなブースが出展されていました。私はその中の講演会をするブースで話をしました。少し出番より早く会場に着いたので、前の講演者、菊川市で歯科衛生士をされている先生のお話を聞きました。とても興味深い内容でしたので、少し紹介させて頂きます。
 アメリカでは、歯並びが悪いと管理職に就く事が出来ない。(自己管理が出来ない者が他人を管理する事は難しいから…)。日本では歯並びを軽く考えがちだが、健康を保つ為には、とても大切な事。そして子どもの歯並びを治す魔法の10ヵ条を示しました。
①足踏み出来る子にする。…大きく足踏みさせると出来ない子が多い。身体のバランスを正す事で歯並びも良くなる。
②口笛が吹けるように練習する。…口唇の力が弱いと口笛は吹けない。口唇の力が鍛えられると歯並びも整う。
③大きな声を出す。…口唇筋肉を使う事が大切。
④両目ともウインクが出来るようにする。顔面の筋力を鍛えるにはウインクが最適。
⑤前歯(生えていなければ歯茎)を綿棒で優しく刺激する。…乳歯が生える前の赤ちゃんに効果的。綿棒で触れたところに意識がいき、バランス良く噛むようになる。
⑥脇の下、胸、背中、足の裏をくすぐってあげる。…子どもは一日200回笑わないと心身に影響が出る。たくさん笑うと呼吸がしっかりする。腹筋が鍛えられると歯並びに良い影響。
⑦歯が生えたら、前歯でかじれる物を多く食べさせる。…りんご等前歯でかじれる物や硬い物をよく噛ませる。
⑧雑巾掛けをさせる。…四つん這いは、口を閉じ、歯を食いしばる姿勢なので歯の端正につながる。
⑨前髪を眉よりたらさない(目にかからない)長さにする。…前髪が眉より下だと常に目線が下がる。それが口唇への圧力によって歯並びを狂わせる。
⑩食べる時は噛む力の強くなる座り方をさせる。…椅子の場合はお尻の後ろに丸めたタオルを置き、少し浅めに腰掛ける。両足がピッタリするように足の下に踏ん張れる物を置く。
 この姿勢で食べると噛む力が1.5倍になり歯並びを整える。
 幼稚園でも食べる時の姿勢が悪い子がいます。そんな子はやっぱり上手に噛めないので時間が掛かり、食べるという意欲も薄くなってしまっているのが現状です。食事の時の姿勢の大事さを痛感しています。姿勢を正す為、新園舎のランチルームは背もたれなしの椅子にする予定です。