子ども達の元気な「明けましておめでとうございます!」の声と共に新しい年のスタートを切ることができることは、とても幸せなことだと感じます。
昨年は、まさに新しい年を迎えた1月1日に、石川県能登地方を最大震度7の大地震が襲いました。新年を家族や親戚などと迎えているその日に…。まさか!の事態が起きたのです。また、9月にも豪雨に見舞われるなど厳しい状況が続くなか、能登半島地震から1年が経過しました。復旧、復興のための作業は懸命に行われてはいるもののまだまだ十分に作業が進んでいないところも多く残されているのが現状のようです。それでも7月には朝市が再開されたりと、そこで暮らす人々は一歩一歩前を向いて頑張っていらっしゃると思います。近年、南海トラフ地震の危険性が高まっており、より大きな被害が心配されています。何処にも起こりうるかもしれない自然災害。だからこそ何処かで起きた時は『他人事ではなく自分事』として一人ひとりが想いを持って、そのことに関心を持ち、改めて防災対策について考え行動に移すことが大切ですね。また、ボランティアや義援金、石川の地へ足を運ぶことなど…それぞれができることで復興支援として応援していきたいですね。
今年も昨年に続き12月初旬に地域の災害訓練の際に『もしも津波が来たら』を想定し、園舎屋上に避難をする訓練も行われました。万が一の時のために、自分の生活する場所や地域にどのような自然災害のリスクがあるか確認をしておくと、どのような備えが必要か見えてきたりもします。何より、常日頃から隣近所の方とのお付き合いはもとより、地域との繋がりや理解し協力し助け合う人と人との繋がりを大切に、コミュニティを作っておくことが大事だと思います。特に、いざという時のことを考えて、半径500メートル以内に頼り合える関係の家を作っておくことをお勧めします。
この冬インフルエンザが猛威をふるい、年末年始も家族の感染予防や体調管理の難しさを感じた方も多かったのではないでしょうか。『早寝・早起き・朝ごはん』や『うがい・手洗い・換気を』などは基本的生活習慣として行っていらっしゃるかと思いますが、冬場は寒いのでどうしてもお子さんとの遊びも、室内遊びが多くなりがちではありませんか。でも、冬場も外遊びは子ども達にとって成長の場です。室内遊びばかりだと体を動かさない遊びが中心になりがちですよね。運動不足になると体力が落ち、抵抗力も弱くなってしまいウイルスに体が負けて風邪をひきやすくなることも…。寒い時期でも外で体を思いきり動かして遊ぶことで、子どもの体力は向上し体も強くなります。子どもの体のため、お父さんお母さんの体力アップのためにも寒さに負けずお子さんと一緒にたくさん外で遊びましょう!外に出ることで、自然との触れ合いの中で五感もフル回転で働き、感性豊かに成長していくことができます。室内遊びでは体験できないことが外遊びでは体験できます。冬場は特に、体を動かすことで自身の体温も上がっていくのを感じることもできますよね。衣服の調整をしやすい防寒対策をして、この冬親子で一緒に外遊びを楽しみましょう!お家の方が子どもの頃に外で遊んだ『鬼ごっこ』『かくれんぼ』『缶蹴り』などの伝承遊びも、お子さんと体を思い切り動かして楽しく遊べますね。
さて、先月は『第27回 ジュビロ磐田 メモリアルマラソン』がありました。ジュビロ磐田のホームである『ヤマハスタジアム』前を出発し、磐田市街・福田・神明地区などを巡るマラソン大会で、毎年市内外から多くの方が参加をされ、今年も多くのランナーが磐田市内を駆け抜けました。園児の『ロータッチ』を心待ちにしているランナーが大勢いらっしゃるということで、子ども達の笑顔と「がんばれ〜‼︎」の声援、そしてロータッチでランナーの皆さんにパワーを届けようとサンタ帽子を被って応援参加をさせていただきました。スタートから5km過ぎの磐田駅南側の沿道にて、子ども達や保護者と応援をしていると、ロータッチをした瞬間に笑顔で「ありがとう〜!」「お〜!今年もいたいた🎶サンタキッズのみんな〜‼︎」「うわ〜!かわいい〜‼︎応援ありがと〜🎶」と、ランナーから声を掛けていただきました。その言葉に更に大声援でランナーとのタッチにパワーを込める子ども達!遠州のからっ風にも負けず、子ども達と保護者の熱いエールとロータッチパワーで、ランナーの方々に最後まで走り抜く後押しができたのではないかと思います。走り抜けていく大勢のランナーの中に、保護者や卒園生ランナーなど知っている顔も見かけました。ランナーの皆さんの走る姿にこちらが逆にパワーを貰いました。何より、笑顔で走ることを楽しんでいるランナーと触れ合うことができたことで『マラソン』の苦しい・大変・疲れる…などのマイナスイメージを吹き飛ばしてくれました。応援参加をした年長児は、園でのマラソンにも繋がる貴重な体験ができ、『スポーツのまち』磐田が盛り上がったメモリアルマラソンでした。
日頃より保護者・地域の皆様には園運営にご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。新しい年も、子ども達が『遊びの宝島』で伸び伸びと夢中になって遊び込み育ち合えるよう、好奇心や探究心を育む主体性を大切にした環境づくりを大事にしていきたいと考えています。そして、抱きしめる信頼関係のもと子どもの心にじっくりと向き合い、子育て中の保護者の気持ちに寄り添いながら、共に感動体験を共有していきたいと思っています。