お誕生日会

 前から決めていたお気に入りの洋服を着て出かけた娘。
 お誕生日会では、マイクを向けられて少し強張った顔をしていたものの、大きな声で名前と歳を言えました。先生のコメントで娘が運動場を走っていて転んだ時、「あっ、泣くかな?」と思ったら、「大きくなったから泣かない!」と堪えたこと…自分なりに精一杯頑張っているんだなぁ、と何だか愛おしく胸がじ~んとしてしまいました。
 誕生日会が終わってから参加父母に見せて頂いた絵本スライド「ちいさいあなたへ」では、まだ小さかった娘もいつしか大人になって、私達から離れていく時が来るんだと思うと、とても切なく、やっぱり愛おしくて堪らないのですが、同時に今となって、私の親の気持ちが痛い程解かりました。
 子どもの成長はとても嬉しいものです。でも、成長していく為にいくつもの試練を乗り越えていく時、親はどれだけ心配し、助けたいのをどれだけ堪え、応援していてくれたことか。身を切られる想いだったに違いありません。そんなことを考えて、目頭が熱くなりました。
 それから、教室でのミニお誕生日会。私が母となった時の気持ちを思い出させてくれました。主人の『父となった時』の話で、家に帰ったらコウモリが一杯電線に留まっていたなんて初めて聞きました。祖母に聞いたら、家族みんなで見たらしく、コウモリは子孫繁栄で縁起物らしいです。
 今日はお誕生日会、ありがとうございました。
 それから、一生懸命塗ってくれたお友達からのペンダント、愛情たっぷりの先生のメッセージカード、みんなにお祝いしてもらって、娘も私達も幸せ者です。