9月/夫婦で確認してほしい事

 長かった夏やすみは親子の時間がいっぱい取れたでしょうか?
 梅雨明けから猛暑日が続き、例年通りの日程であれば「夏まつり」に台風直撃でしたね。9月の気温は分りませんが、現時点では「インディアンまつり」として開催時期を変更したのが正解なのでは、と思っています。夏やすみ期間中にお手伝いをいっぱいしてお小遣いを貯め、オモチャ購入への意欲も増したと感じます。
 さて夏やすみが始まってすぐに「お父さん講座」を開講しました。仕事帰りでお疲れの中を100名もの参加があり嬉しく思います。一部「親の目 子どもの目」にも感想を掲載させていただきました。
お父さん講座では「父性と母性の違い」「両親が同一方向で子どもを責めない」「サザエさんの波平さんが理想の父親」=『最終判断を父親に託す』を冒頭に話しました。
夏やすみ期間中は24時間子どもが家にいるためにお母さんのストレスもMaxになっているので愚痴を聞くなど「いつも以上に心に寄り添ってください」とお願いしました。
 最近の子ども達を見ていると「1度の失敗で不登校・ひきこもり」になっているのが現状です。場合によっては事件・犯罪へ発展するケースもあります。だからこそ赤ちゃんの時に「安心基地」を確立することが重要ですよね。
 お風呂の湯船に浸かって自身の子どもの頃の失敗談を話してください。それを聞いているうちに「僕もね、こんな失敗しちゃった」などの本音が出てくると思います。
「手作り弁当」の日を毎月設定していますが、食卓のお手伝いは大切です。買い物や野菜の皮むき=調理をすることで「家族の有難さ」を知り、「計画や段取り」を覚え、「工夫」する大切さを知ります。彩りを考えることで「感性」が磨かれ、自分の作った物を食べてもらおう「周囲への配慮」ができ、「ありがとう」を言われ、「幸せな気持ち」を感じます。でも一番は調理することや準備することで生まれる「親子の会話」です。これが親子関係の絆をより強いものにします。
 最後に夫婦で確認してほしい15項目をお願いしました。
① 子どもはよく笑う       ⑨親の過剰干渉や介入を嫌がる
② 毎日楽しそう         ⑩機嫌の回復が早い
③ 好きなことには目を輝かせる  ⑪朝、自分で起きられる
④ よく遊ぶ           ⑫幼稚園での出来事を話してくれる
⑤ 親によく甘える        ⑬悩み(辛い事・嫌な事)を打ち明けてくれる
⑥ いろいろなことに関心を示す  ⑭親の意見を求める
⑦ 子どもなりに自己主張する   ⑮我慢出来るが、我慢し過ぎない
⑧ 視線を合わせて話す
 意見が合わなくても構いません。それぞれについて(子どものことを)夫婦で話す(共有する)ことが大切なのです。そして会話が弾むマジックワードとして「良いね!」「すごいね!!」「なるほどね?!」、これを入れると子どもは喜んで話をいっぱいしてきます。
 2学期も園行事盛りだくさんです。行事当日よりもそこに至る過程が大切です。