6月/浜松まつりと絵本の魅力

 Fmハロー!関係者のお招きを受けて初めて「浜松まつり」に家族で参加しました。
最終日の御殿屋台が該当児のお宅を訪ねるところからの参加でしたが、参加者の接待に追われるご家族の様を見ているととても大変そうでしたが、とても嬉しそうでした。我が子が生まれ、それを親戚・知人だけでなく、近隣・地域のみなさまにお祝いしていただく、とても嬉しいし、晴れがましい気持ちなんだろうなと感じました。お祭りの声が「やかましい」とか、お祝いをするのに「費用がかかりすぎる」などの反対意見もあります。しかし、我が子を授かった喜びは、それらを超越したところにあり、そして近隣や地域のみなさまに我が子をこれから一人前の人間に育てていく宣言をする場でもあると感じました。これからもずっと浜松まつりが受け継がれていくことを願います。
 たつのこかわらばん(写真で綴る園のお知らせ)が創部100号になりました。地域のみなさまに龍の子幼稚園の様子を知ってもらうために、文字を極力減らし、写真で伝えてみようと平成21年4月に発行しました。当時は不定期でしたが、地域のみなさまより「毎月見たい」との要望が多く、途中より毎月15日発行という形をとり、現在に至っています。「〇〇さんの家の子が入園したんだね」「プールがはじまったね」などと園の行事の様子などの声をかけていただき感謝しています。今後も地域との連携のために続けていきたいと考えています。どうぞよろしくお願い致します。
 絵本作家のかこさとし氏が5月に亡くなりました。代表作の「だるまちゃんとてんぐちゃん」は、だるまちゃんがてんぐちゃんの持ち物の「うちわ」や「烏帽子(えぼし)」を羨ましく思って、あれこれ真似して作って遊ぶという単純なストーリーですが、ほのぼのとした絵本です。その後、だるまちゃんが「かみなりちゃん」「かまどんちゃん」などいろいろな人と出会う「だるまちゃんシリーズ」を創り、どれも大人気です。「からすのパンやさん」は、からすのパン屋のお父さんが子ども達のために「きょうりゅうパン」「かたつむりパン」「サボテンパン」などのいろいろなパンを作ります。そのパンを紹介するだけで子どもたちは大笑いで大うけです。 
 絵本の中で私が一番好きな「どろぼうがっこう」も、かこ氏の作品です。どろぼうがっこうの生徒がどろぼうの修行をするのですが、失敗続きで校長先生に怒られてばかりです。最後に校長先生までが失敗して刑務所に入るというお話です。一場面一場面がコミカルでページをめくる度に大笑い、本当に楽しめる絵本です。
それ以外にも「夢の会」でもとりあげた「おたまじゃくしの101ちゃん」など枚挙にいとまがないほど多くの名作を創り出しています。
 かこ氏の絵本は、ほんわかした作品で子どもたちに読ませたいものばかりです。ぜひ一度かこさとし絵本を読んでみてください。きっと絵本の魅力に魅了されることでしょう。かこさとし氏が亡くなった日は、追悼する想いで各クラスとも、かこ作品の絵本の読み聞かせを行ないました。