梅雨の時期もウキウキワクワクを! 青木英里子
6月と言えば『梅雨』ですが、既に5月21日に沖縄・奄美地方は『梅雨入り』の発表がありましたね。梅雨時期にこれから入っていきますが、子ども達は雨降りの日も登降園の道中にカッパを着たり長靴を履いたり、傘をさして歩いたりできることがワクワクして楽しみの一つになっているようです。園では、雨上がりの日の子ども達のお楽しみは、園庭にあります。それは、水溜りの砂場!そこは絶好の遊び場です。朝、登園して来た子ども達は「どろんこ〜♪どろんこ〜🎶」と大はしゃぎ!泥んこ用の服に着替えると「行ってきま〜す🎶」と、スキップしながら砂場へ向かっていきます。心がウキウキワクワクしているのが伝わってきて、こちらの心も弾ませてくれます。自然の状況を受け入れ、それをさらに楽しむ方法を見つけ出していく子ども達の好奇心や探究心はくすぐられっぱなしです。
さあ!これから更に泥んこ水遊びが盛んになっていくかと思うとワクワクしてきます。夢中になって遊び込む子ども達の瞳はキラキラしています。お母さん達、お洗濯が大変かと思いますがどうぞよろしくお願いします。お子さんには「思い切り遊んできたね〜♪」と、子どもらしく思い切り遊べたことを認めてあげていただけたら嬉しいです。
子ども達は、園敷地内で遊ぶだけでなく園外にある農園や園周辺でのお散歩も日々の園生活の楽しみになっています。農園やお散歩に出かけると季節の野菜や草花・生き物と触れ合え、自然体験がいっぱいできます。田んぼでは田植えが始まり季節を感じる景色があります。また、草花や野菜の香り・そよ風の音・農道の凸凹ゴツゴツとした地面の感触など、自然環境の中で子ども達は五感を刺激し感覚機能が鍛えられます。そして、このような体験は、幼児期に必要なちょうどいい刺激を子ども達に与えてくれています。園内外、自然いっぱいの環境の中で育つ子ども達は心も体も逞しくイキイキと育まれていきます。
先日『プール開き』を行いました。雨上がりに泥んこ水遊びや南の森の小川での水遊びを楽しんできた子ども達にとっては「待ってました〜🎶」のプール遊び!本園の理事長著書の「子育て99(救急)ハンドブック」P98(A75)にも書かれていますが、家庭で「水で顔を洗う」「浴槽に肩まで浸かる」など、水との関わりを日常生活の中で繰り返し積み重ねて行っていくことが大切です。そして、それが「水を恐れない」ことに繋がります。園内でもプールに入るだけでなく、水との関わりを増やす遊びを楽しんでいきたいと思います。
子ども達は、伸び伸びとした環境の中で夢中になって遊び込みます。『〇〇になったらいいな!』『〇〇ができるようになりたい!』と思い、諦めないで挑戦していくようになります。思い描いたようにできなかったり、上手くいきそうになったり、この繰り返しがとても大切な経験となり、達成に向けて工夫したり継続して取り組んだり…。それを経て達成した時の喜びは何倍にもなります。このような中で、日々のちょっとしたことから大きなことまで、感動体験をする機会になります。心を揺さぶられたこの感動体験は、その子自身の一生の宝物となります。ぜひ、園庭開放日(週末設定日)に親子で足を運んで、目標を持って遊びにチャレンジし『親子の絆』を育む場として利用をしていただきたいと思います。共に遊び、共にチャレンジする中でお子さんの成⻑を間近で感じることができますね。共に感動体験ができる機会にもなります。 又、お子さんがお家に帰ってきたら、是非ゆったりじっくりと同意共感し、話が弾む「いいね〜!」「すごいね〜!」「なるほどね〜!!」と、マジックワードを使ってお子さんの言葉を引き出し、心に寄り添ってあげてくださいね。
6月7日(金)には『子育てちょっといい話〜絵本と音楽のハーモニー〜』と題しまして、講師に浜松市主任児童委員・日本家庭教育学会家庭教育師でもある川上玲子先生をお招きして磐田市家庭教育出前講演会を本園にて行います。自分の子どものいいところを10個言えますか?子どもに寄り添った子育て、楽しく子育てしていける、そんな講演会です。当日は、ピアノ講師の永田玲子先生が奏でる、クラッシックや子ども達も大好きな音楽と楽しい絵本のコラボレーションで特別な時間を楽しんでいただけます。0〜2歳のお子さんをもつお父さんお母さん!ご参加お待ちしております。