4月コロナ対応から学ぶこと

 令和3年度ご入園、進級おめでとうございます。
 昨年来、新型コロナウィルスの感染を防ぐために予定していた行事内容を変更させる事態が続いています。「密にならないように配慮する」「集まる場合も時間をできるだけ短縮」を考えると保護者の皆さまの参加人数の制限や内容を圧縮するようになりました。
 例えば令和2年度の卒園式では、当日の式は保護者1名(1.5mの間隔をとり)の参加とし、式次第も「はかせ号授与」のみとしました。子ども達の歌や送辞・答辞、園長挨拶はDVDに事前収録し、記念の集合写真も事前撮影しました。参加できなかったご家族も含めDVDをご覧いただければ卒園式の様子が分かるようになります。リアルタイムで観られないという残念さは残りますが、利点も多々ありました。卒園式が長くならないことで卒園児がはかせ号だけに集中できたことです。一人ひとりのはかせ号を読み上げると「そうだね」「やっぱり」などの共感の声が聞かれ、お友達のはかせ号に例年以上に関心が向けられました。また当日の式は簡略化されたためにリハーサル時間が少なく、年長児にとって大切な学年末にいろいろな活動を保育の中に取り入れることができました。例年、トータルで7~8回のリハーサルがあったのですが、今年は2回でした。
 運動会やインディアンまつり、夢の会においても、コロナ禍の対応策のためのデメリットもありましたが、メリットも多数ありました。コロナの収束はまだまだ見通しがたたない状況ですが、収束しても昨年度のような運営方法を継続した方が良い行事対応もあることがわかりました。一層検討して子ども達のためになるようにしたいと考えます。
龍の子幼稚園では卒園式に「はかせ号」を授与しています。3年間の在園期間を振り返ってその子に相応しい称号を全職員で考えます。授与されるはかせ号は一つですが、30以上のはかせ号が挙げられています。令和2年度のはかせ号の一部を紹介します。
 ◎しゅうじくん=たつのこはかせ=生活経験豊富で 真面目でしっかり者 みんなの憧
 れ「しゅうじくん一緒にやろ~」とみんなしゅうじくんが大好き 運動も 制作も
 食事もバッチリ!! お母さんと頑張ったマラソンは宝物
 ◎ゆいちゃん=前向きはかせ=いつでも明るく前向きなゆいちゃん ケンカの仲裁 年齢が下の子への関わりなどゆいちゃんがいるだけで雰囲気が明るくなるよ 鉄棒 雲梯などの腕の力は抜群 食欲の旺盛さはピカイチ
 ◎たくとくん=はなまるはかせ=ひまわり2組のまとめ役のたくとくん 話し合いの時「よく考えてみよう」と先導 誰にも積極的に声をかけ 友達もいっぱい がんばり表には親子の宝物の時間が詰まっているね
 ◎なずなちゃん=キラキラはかせ=嬉しい時には「やったー!!」と思い切り喜び 辛い時には涙を流し 子どもらしさいっぱい ハイトーンなマシンガントークも なずなちゃんのすべてがキラキラ
龍の子を卒園する先生にもはかせ号を授与しています。
 ◎恵子先生=スーパーレディはかせ=スクールバスの運転や補助 事務全般から給食の配膳まで園内すべての雑用を一手に引き受けてくれた恵子先生 龍の子幼稚園の開設から26年間本当にありがとう
我が子の卒園式を思い描いて、龍の子幼稚園生活をお子様と一緒に満喫してください