11月/運動会に関わったすべての方に感謝

 第36回龍の子運動会、さまざまな部分で、多くの皆様にご迷惑をおかけしました。すぐに対応をして下さった保護者の皆様と雨に濡れたり、途中中断の上に、会場変更になっても、堂々と練習以上のものを出し切ってくれた子ども達に感謝の気持ちでいっぱいです。また都合をつけて体育館を提供して下さった磐田南部中の関係者にも、お礼を申し上げます。
 10/8(土)5:20に幼稚園に到着。幼稚園周辺は、雨が降った形跡が殆どありません。グランド状態は良好です。早速、いくつかの天気予報をインターネットで調べると降水確率は70%前後と高いものの、降水量は1時間の最大で1㎜、雨雲レーダーでも、9時以降の雨雲は殆どありません。5:50、職員間の話し合いで幼稚園開催を決定し、メール配信をしました。6:30、強い雨が降ってきたので、驚いて雨雲を確認しましたが、今が最大で回復に向かうという予測でした。
 8:00を過ぎ、止む予定の雨が、しとしと降り続けています。この時も、雨雲を確認しましたが、やはり9時にはなくなる予測です。呼び出し・巡回係の方の打ち合わせが終わり、入場を開始し始めた頃、東の空に薄日が差してきました。「良かった。これで無事に開催出来る」と思いました。開始予定を少し遅れた8:40、園児が全員そろったので開会式をしようとすると雨が強くなってきました。少し様子を見て9:00になると雨が弱まりました。「よし!いける!!」と入場行進・園長あいさつ・シュプレヒコール・龍の子運動会の歌・準備体操と順調です。
 いよいよ競技開始です。最初はすみれ(年少)ちゃんのかけっこ。どの子も元気にお返事をして担任を目掛けて走っています。そしてれんげ(年中)さんのトラック1周のかけっこが始まり出した頃から雨が強くなってきました。待っている園児用にシートを用意しました。シートをお父さん達が高く持つと、雨の中ですが、シート下の子ども達はみんな笑顔です。自分の走る番をワクワクして待っています。れんげ2組くらいからグランド状態が少し水を含んできました。子ども達は転んでもすぐ起き上がり全力で走っています。その力強い姿に感激します。しかし雨が強くなったので一旦中断しました。もう止むはずの雨が上がりません。「おかしい、どうしたんだろう?」すぐ雨雲の位置を確認しました。するとお昼までは、この雨雲が動かない予測に変わっていました。龍の子オリンピックをこの状態で強行するのは躊躇しました。今回、オリンピックを年長児最初の種目に変えたのは、体力の一番ある時という良い条件でやらせてあげたいと思ったからです。それなのに…。大急ぎで一度はキャンセルした南部中に連絡し、使用をお願いしました。そこで会場変更で再開とさせて頂きました。慌てていたので時間を二転三転して申し訳ありませんでした。会場への器具の運搬の申し出をして下さったお父さん、本当にありがとうございました。
 13:00南部中体育館で「龍の子オリンピック」から再開です。トップバッターの晄士くんが元気よく5段跳び箱、きりん積木を1回でクリアして、勢いがつきました。次々に目標を超えていくひまわりさん。長い中断があったのに、それを吹き飛ばす強い心を感じました。また自宅に帰ってモチベーションを下げないようにと、お家の中でピクニックシートを敷いてお弁当を食べ、運動会気分を継続させた旨のお話も伺いました。ご家族の配慮にも感謝します。延べ42枚の新しい認定証が発行されるという記録ラッシュのオリンピックになりました。またひまわりさんに刺激を受けたれんげさん、高い脚立に登り「元気森の木に登ったぞー!おー!!」の声が体育館に響きました。
 またスイミーになりきってすいすい泳ぎながら体育遊びやお遊戯をするすみれちゃんもステキでした。体形変化を多く取り入れ「おおかみくんと友達になる」事を表現したお遊戯を披露したれんげさん。すみれちゃんからの1年間の成長をはっきり感じ取れました。そしてひまわりさんの組体操です。特に一本橋は体育館では長さが取れず、急遽、真っ直ぐからV字にしたのですが、ぶっつけ本番を感じさせない見事さでした。1人から2人、2人から3人、4人と、進級直後からいくつものグループで活動してきた成果をいかんなく発揮してくれました。何より掛け声がステキでした。危険があってはと、騎馬戦からゲーム方式にした「木の実採り」、お父さんに肩車をしてもらうのは本当に嬉しいのでしょうね。満面の笑みでした。
 そして最後のグループ対抗リレー。メンバー紹介時の返事の凛々しさ、始まる前の「心を整える」瞑想も、誰もがきちんとした姿勢で話を聞いていましたね。素晴らしい学年だと自負します。緊張感たっぷり、でも嬉しさ爆発のリレーでした。全4チームがベストタイムを大幅更新でした。青31秒、黄27秒、白24秒、赤26秒、過去15回練習した中での最高記録をこれだけ更新するのは驚異的です。15人で走っているのですから一人約2秒速く走ったことになります。記録もそうですが、今年のひまわりさんは、仲間を応援出来ます。自分が走り終わったらホッと一息ついているのが普通ですが、次の子の応援に夢中になっています。だから誰もが、第1走者からアンカーまでの展開を承知しています。ステキな子ども達です。
 おじいちゃんやおばあちゃんの種目や小学生の靴飛ばしが出来なくて申し訳ありませんでした。時間に少しでも余裕があれば小学生だけは実施したかったのですが…。
 緊急対策を行なった為に、細かい所で色々なトラブルがあった事をお詫びします。しかし運動会全体としては、獲得すべき大きな目標「職員が子ども達の成長・頑張りを支え、確認する」、「親が子どもの成長を実感し、喜びを共有する」は達成出来たと思います。子どもの力と、子どもを想う親の心に感謝申し上げます。来年以降の開催については、あらゆるケースを想定して考えたいと思います。皆様のご理解、ご協力に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
 最後に状態がどんどん変化していく中で、子どもに不安を与えないように常に笑顔で対応してくれた先生。先生方の笑顔で子ども達は、安心して出来たのだと思います。手が足りない所を見つけては「私がやります!」と動き続けてくれた先生。私のミスを先生方がカバーしてくれました。先生方への感謝も尽きません。