2023年の夏頃から『地球沸騰化』という言葉をよく見聞きするようになりましたね。初めて聞いた時は『地球温暖化』とは比べものにならないくらいの恐ろしさを感じました。異常気象やそれに伴う自然災害が年々頻繁に起こるようになって、地球が深刻な状況であることを感じます。各地で真夏日日数の最多記録が更新されるなど、最高気温が35℃を超える猛暑日が多かったですね。水害や高温などにより農作物の生育・収穫にも影響が出ています。私たちの生活・社会・経済にも多大な被害を与えています。健康の面でも、この夏はインフルエンザやコロナ等の感染症以上に熱中症の心配も大きかったですね。乳幼児やご高齢の方ばかりでなく、小中高の子ども達の学校生活や登下校の時間帯も心配視されるくらいの状況でした。春夏秋冬の四季がまるで夏と冬の二季となってしまったかのような極端な暑さと極端な寒さによって体温調整・体調管理の難しさを感じた方も多かったのではないでしょうか。一人ひとりが、地球のためにできることへの取り組む意識が重要ですね。
『冬やすみ』に入り、お子さんの『体調も生活リズムも崩さず過ごしたい!』と思われているところではないでしょうか。12月中旬を過ぎたあたりから、強く冷たい風が吹き、気温も一気に低くなり何となく外に出ることを躊躇ってしまう日が増えていませんか?一日中暖かい室内であまり動かないで過ごしがちで、夜もなかなか寝付けない…そんな状況に大人の方が陥っているということはありませんか?子ども達は、園生活を送ってきた日々の生活リズム『早寝・早起き・朝ごはん』と『適度な運動』をすることを崩さず過ごせると、新しい『辰年』の3学期のスタートも元気に気持ちよくスタートが切れます。大人がいかにお休みモードにならずに過ごせるかが、子ども達に大きく影響しますね。そうは言っても、クリスマスや大晦日、お正月などがある冬やすみは、生活リズムがずれてしまうこともあるかもしれませんね。そうなってしまった場合、どの部分も何とか戻さなきゃと思うとなかなか取り組めなかったりすることはありますよね。そんな時はまず一点について、改善方法を続けて取り組んでみましょう!例えば、夜の就寝時間が通常の20時より遅くなってしまったとしても、翌朝の起床時間だけは通常通り6時に起すようにしましょう。そうすることで、夜の就寝時間も通常に戻しやすくなります。特に寒さも手伝って体を動かす機会が減ってしまいがちなこの時期だからこそ『ラジオ体操』をお勧めします。それも、生活リズムが崩れてしまった時だけでなく『ラジオ体操』の放送時間に毎日行うことがとても大事です。できれば朝日を浴びながら行うことがベストだと思います。朝日を浴びると体が目覚めます。そうすることで、夜もメラトニンという物質が多く分泌され自然と眠くなります。『ラジオ体操』で全身隅々まで十分に動かして全力で行うと、かなりの運動量になります。また、体もポカポカしてきて体温も上がり免疫力も高まります。室内でも体を十分に動かすことができ自然とお腹もすきますね。『ラジオ体操』が始まるまでの時間も親子の会話のコミュニケーションで脳も体もしっかり目覚めます。ぜひ、親子で継続的に行って生活リズムも体内時計も整った冬やすみを過ごしてくださいね。『冬やすみの親子マラソン』の取り組みもインターバル走法を用いて親子で楽しみながら行なってください。
園長 青木英里子