時折強く吹く遠州のからっ風にも負けず、園庭で元気一杯に駆け回って遊ぶ子ども達の姿に逞しさを感じます。
先日は『第26回 ジュビロ磐田 メモリアルマラソン』がありましたね。ジュビロ磐田のホームである『ヤマハスタジアム』前を出発し、磐田市街・福田、神明地区などを巡るマラソン大会で、毎年市内外から多くの方が参加をされ、今年も多くのランナーが磐田市内を駆け抜けました。園児の『ロータッチ』を心待ちにしているランナーが大勢いらっしゃるということで、子ども達の笑顔と「がんばれ〜‼︎」の声援と共にロータッチでランナーの皆さんにパワーを届けようと応援参加をさせていただきました。スタートから5km過ぎの磐田駅南側の沿道にて、子ども達や保護者と応援をしていると、ロータッチをした瞬間に笑顔で「ありがとう〜!」とランナーから声を掛けていただきました。その言葉に更に大声援でランナーとのタッチにパワーを込める子ども達!強い風にも負けず、サンタの帽子を被った子ども達と保護者の熱いエールとロータッチパワーが、ランナーの方々に最後まで走り抜く後押しができたのではないかと思います。大勢のランナーの中に保護者や卒園生ランナーも見かけました。『スポーツのまち』磐田が盛り上がったメモリアルマラソンでした。何より、笑顔で走ることを楽しんでいるランナーと触れ合うことができたことで『マラソン』の苦しい・大変・疲れる…などのマイナスイメージを吹き飛ばしてくれたと思います。応援参加をした年長児は、園でのマラソンにも繋がる貴重な体験ができました。
最近は、朝晩と日中との寒暖差で体調管理が難しい日が続いています。でも確実に、日増しに気温も低くなり、本格的な冬を迎える足音が聞こえてきていますね。冬場は寒いのでどうしても室内遊びが多くなりがちですが、冬場でも外遊びは子ども達にとって成長の場です。室内遊びばかりだと体を動かさない遊びが中心になりがちですよね。運動不足になると体力が落ち、抵抗力も弱くなってしまいウイルスに体が負けて風邪をひきやすくなることも…。寒い時期でも外で体を思いきり動かして遊ぶことで、子どもの体力は向上し体も強くなりますね。子どもの体のため、お父さんお母さんの体力アップのためにも寒さに負けずお子さんと一緒にたくさん外で遊びましょう!外に出ることで、いろいろなものを見たり、砂や土、草や木の葉、花や虫に触り、鳥や犬などの鳴き声を聞いたり、自然の香りをかぐなど、自然との触れ合いの中で五感もフル回転で働き、感性豊かに成長していくことができますね。室内遊びでは体験できないことが外遊びでは体験ができます。冬場は特に、体を動かすことで自身の体温も上がっていくのを感じることもできますね。衣服の調整をしやすい防寒対策をして、この冬親子で一緒に外遊びを楽しみましょう。
『卯年』の今年も残すところ1カ月となりました。日頃より保護者・地域の皆様には園運営にご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。来年は『辰年』です。龍の子っこパワーで、来年も遊びの宝島でいろいろなことに挑戦していける環境づくり、そして子ども達と共に成長し合える取り組みをしていきたいと思います。
園長 青木 英里子