5月/散歩で感じたことを言葉に出そう

 新元号「令和」が5月1日よりスタートします。そして日本始まって以来というゴールデンウィーク(GW)10連休も始まります。この時期をどうやって過ごそうかとあれこれ計画を立てたり、予約をされたご家庭も多いと思われます。
 まずお願いしたいのが、せっかく確立しかけた生活習慣を崩さないようにしてください。多少就寝時間が遅くなるのは止むをえませんが、何時に寝ても起床時間は変更しないでください。「子育て99(救急)ハンドブック」Q31参照。
 次に実行してもらいたいことがお散歩です。車社会になって歩くことが極端に減っています。幼稚園(3歳児)入園までに「2㌔(時間にして40~60分程度)は歩けるようにしておこう」というのが目安です。歩くことで足腰が鍛えられるというメリットの他に歩くことで脳への刺激が伝わります。海馬(かいば)という脳細胞がどんどん増えることになります。海馬は「好奇心」「探求心」を旺盛にします。
 小学校1年生が戦前は1日の歩行が15,000歩だったのに10年前では6,000歩だそうです。(早稲田大学前橋ゼミ調査)現在はこれよりさらに少ないと思われます。戦前の子どもに比べて「好奇心」や「探求心」が少なくなるのは当然ですね。
 歩くことは脳への刺激があり良いことですが、歩く際に意識してほしいことがあります。それは感じたことや目に触れたことを言葉として我が子に伝えてほしいのです。
「風が気持ちいいね」「見てごらん!きれいなお花が咲いているよ!!」「お空の雲、クジラみたいだね」…、外を歩けば色々な物を目にします。色々なことを感じます。それを言葉として発してほしいのです。それを聞いた子どもは感性が磨かれます。そしてお母さんに感じたことを伝えたくなります。つまり自分の感じた気持ちを伝えようと言葉も発達します。
 10年ほど前に都会で「真夏でもコートを脱がない子」が話題になりました。暑さ、寒さなど体感的なことは誰が教えなくても、自然に感じられると考えられていました。しかし暑さ、寒さなども子どものうちから言葉にして「暑いからお洋服1枚脱ごうか」「今日は寒いよね」大人が伝えないと感じることができにくくなることが分ってきました。同様に、どこかにぶつけた時などにすかさず「痛かったね」「辛かったね」などと共感してあげることで人としての感覚が身についていくのです。
体感的なことだけでなく、「嬉しい」「悲しい」などの感情面は直面した時に適切な言葉かけをすることで理解できるようになります。
外を歩く時はとにかく感じたことをしゃべることを心がけましょう。きっとステキな感性の子どもに育つはずです。
ところで運動をするとすれば、いつするのが一番良いかご存じですか?
1. 朝   8~10時
2. 昼  10~12時
3. 午後 13~15時
4. 夕方 15~17時

 

 

 

 

 答えは4.です。
 なぜかというと体温が一番上昇し、体が一番運動しやすくなっているのです。体温が上がるというと「病気なのでは?」と思われがちですが、病気でない場合は体温が高い方が良いのです。
その一番体温が上昇し、運動しやすいのが16時前後です。幼稚園児は家に帰り、ゆっくりしている時間ですね。だからこのGW中は、夕飯のお仕度を早めに済ませておいて家の周りをお散歩できたら良いですね。

 4月園だよりに編集の都合上掲載できなかったので、今回優菜ちゃんの卒園式の感想を紹介します。入園式の感想と合わせて読むと感じるものがあると思います。

 卒園式ありがとうございました。園に入り階段を上がると至る所に3年間の写真が掲示してありました。そして入園式のDVDも放映されていました。みんな小さくてかわいくて「こんなだったっけ?」と思いました。優菜は帽子が大きすぎて目が見えないくらい深く被っていました。
 その映像を見た後に入場してきたひまわりさんを見て「みんなお兄さん、お姉さんになったなぁ」と感じました。はかせ号の授与の際も、みんな真剣でしたね。座光寺先生が入園式の時に「この子達が卒園する時には式の始まりから終わりまでキチンと座っていられるようにします」が見事現実になりました。座光寺先生はやっぱりすごいなと思いました。そして龍の子の先生の日々の関わりが子ども達に届いているんだなと本当に思いました。正直優菜はグズグズになると中々元に戻らなくて困ることもありました。そんな時でも先生達が関わってくれるとコロッと機嫌が良くなります。本当に勝てないです。ありがとうございました。いつもどんな時でも助けてくれた龍の子の先生方には感謝しかありませんか。私の体調が悪い時にすぐ来てくれて「お母さん大丈夫?」「どうしたの?」と聞いてくれましたね。とてもありがたかったです。それがなかったら私は不安な気持ちばかりになったと思います。色々なことがあった龍の子生活、正直辛いこともありました。だけど今は龍の子で良かったと心から思っています。龍の子の先生と龍の子に通う家族のおかげで永田家はここまでこられました。空雅(兄)のらいおんきっずから6年間一緒に過ごすことができて本当に嬉しいです。ありがとうございました。
 ステキな「はかせ号」ありがとうございます。「四季はかせ」、優菜には、まだちょっと分からないみたいです。座光寺先生の想いが優菜に届くように、これから説明できたら良いなと思っています。

 今年度は運動会を6月に実施します。集大成からスタートの大会と位置づけを変えました。その中でフラフープ大会も行ないます。フラフープの記録を新年度に0とリセットして毎年認定することにします。従がって運動会まではフラフープのみ賞状を出すことができません。ご理解ください。リセットするのは縄跳びスピードの部のみです。他の賞状は在園中に1度のみの認定になります。