4月/平成30年度スタート

 ご入園・進級おめでとうございます。それぞれの色のクラス帽子を被っている子どもの笑顔が輝いています。特に在園児は憧れの「オレンジ・赤」「水色・青」帽子を被った瞬間からお兄さん・お姉さんの意識が増大します。我が家の長男は寒がりでなかなか裸っぽになれませんでした。ところがオレンジ帽子(年中・れんげ1組)を被った途端に「だってれんげだもん!!」と自ら裸っぽになりました。長女は「すみれ(年少)かられんげ(年中)に進級した時、そしてひまわり(年長)になった時、本当に嬉しかった。その後、小学校~中学校~高校と、進級する度に喜びはあったが、幼稚園の時の喜びとはまったく違った」と言います。幼稚園時代の一学年進級した喜びを上手に認めて関わっていただけたらなと思います。
 新入園の保護者の皆さまは、初めての集団生活に親子ともドキドキしていることと思います。「お友達ができるだろうか?」「お友達と仲良く遊べるだろうか?」と心配する方も多いでしょう。
帰宅するなり「誰と遊んだの?」「どんな遊びをしたの?」と保護者の矢継ぎ早の質問に、子どもの方が戸惑ったりすることもあります。まずはゆったり抱っこして「幼稚園に頑張って行って来てえらかったね。お母さん〇〇ちゃんが帰ってくるのを待っていたよ」とお母さんの気持ちをいっぱい話してください。そうすれば子どもも「今日は△△ちゃんと砂場で遊んだよ」と少しずつ話すようになってくるはずです。
 また集団生活では友達とのトラブルは付き物です。「△△ちゃんにいじわるされた」と訴えることもあるかもしれません。そんな時は「イヤだったね」「辛かったね」と抱っこして同意・共感しましょう。その上で心が落ち着いたら「今度△△ちゃんが同じことをしてきたらどうしよう」と子ども自身で考えさせてください。《「子育て99(救急)ハンドブック」A24参照 》子どもは友達とのトラブルを重ねて心も身体も成長していくのです。お母さんに自分の方を向いて欲しくて大袈裟に表現することもあるかもしれません。「楽しかった」と言えば「良かったね」と軽く受け流されますが「誰も遊んでくれない」あるいは「いじわるされた」と言えば真剣に関わってもらえるからです。どんな回答でも「うんうん!」「そうだったの!!」と興味深く聞いてあげてください。
 学年末のお便りにも記しましたが、今年度より給食が「なごみキッズサービス」に変わります。「体育遊び」「劇遊び」と共に、給食を含めた「食育活動」全般を保育・教育活動の柱に据えるつもりでいます。給食に関しては麺類やパン食も含め豊富なメニューになります。多くの「食」を経験する場で心と体を育てたいと考えています。
 年間行事では、運動会が土・日曜日の体育館予約ができず平日開催になることをお詫びします。(天候に関わらず開催できるよう体育館開催をご理解ください)
今年度は、どんな園生活が待っているでしょう!!職員一同、いつでも「はじめに子どもありき」の精神を忘れず、関わっていく決意ですので、よろしくお願い致します。