10月/満3歳児が4月から通園できる制度へ

 夏休み中には多くの競技・種目の全国大会が開催されました。龍の子卒園生も(掌握しているだけで)14人が出場しました。その中でも、第31期生小笠原凰太くん(小6)が全国ソフトテニス大会で3位、第28期生平野智也くん(中3)が全国中学総体陸上200m4位、100m3位という輝かしい結果を残してくれました。凰太くんは「192組参加で3位は満足」としながらも「本当はもっと上(優勝)が良かった」と本音も。お母さんだけでなく、兄29期生悠人くん(中2)と妹35期生麻琴ちゃん(小2)も来園してくれました。
 智也くんは「200mはあまり走ったことがなかったので決勝に残れただけで満足でした。100mはランキング1位だったので優勝したかったです」「熊本入りしてから少しふくらはぎに違和感がありました。100m・200mと予選・準決・決勝と全部で6本を走り、疲労からか100m準決勝で違和感がありました。トレーナーにマッサージをしてもらいましたが、時間が短く不安を抱えたまま迎えた決勝でした。途中トップに立ちましたが、足が万全でないと思うと、最後は焦ってしまい悔いが残ります」それでも全国銅メダルは立派です。智也くんもお母さんと弟33期生巧くん(小4)が一緒に来園してくれました。家族で支える姿は嬉しいですね。今後の活躍に期待します。
 平成27年度に子ども子育て新制度がスタートしました。こども園制度の改革を中心に就学前園児の取り組みが大きく変化しました。さらに来年度から幼稚園に於ける満3歳児の受け入れ態勢について大きな見直しになる予定です。現状でも幼稚園の満3歳児入園は多くの園で実施しています。龍の子幼稚園が実施に踏み切らなかったのは、満3歳にならないと入園出来ないので、毎月のように入園者が増えていき、クラス運営が難しいと考えたからです。ところが来年からは満3歳児の年齢の子(つまり2歳児)の4月通園を認める方向で文科省が承認したのです(ただし満3歳児になっていない子は一時預り事業保育として加入して誕生日を迎えたら書類上入園手続きを取る方法に落ち着く模様)。これだとクラス内に変動がなく運営が出来ます。
 プレ幼稚園(2歳児サークル)を実施していて「もっと日常的にお母さん方に、子育てのサポート・アドバイスが出来ると子どもの育ちが違うのに」と思うことは多々あります。そんな親子の支援が出来る機会になるのでは、と期待しています。
 試験的に平成29年度3学期(1~3月)に平成30年度入園予定児の一部(家庭の様子も知りたいため在卒園児以外を考えています)を満3歳児入園として行なう予定です。早く入園することで親が園生活を理解し、子ども達が楽しく意欲的に取り組むことが出来るのかを試すと共に園の体制も検討します。満3歳児は1号(幼稚園)認定児となりますので、就労の有無は関係ありません。
 それを基に、平成30年度の満3歳児入園を実施します。龍の子幼稚園として「みちルーム」と「わらべ」「らいおんきっず」「プレ幼稚園」のサークルと様々な就園前子育て支援しています。語彙獲得の時期でも説明した通り、3歳前後はとても重要な時期です。園としても満3歳児入園を推進し、更に子育て支援の形を広げたいと思います。