1月/年末年始に意識してほしいこと

 運動会、龍の子フェスタ、夢の会(詳しくは夢の会検証をご覧ください)と大きな行事を立て続けに行ないましたが、どの行事も保護者の皆さまのご協力により無事に終了すると共に、子ども達の成長を感じることができました。本当にありがとうございました。家族中に愛されていると感じられる龍の子の子ども達は「しあわせ」です。
さて冬休みに入り、年末年始の特別な気分を味わう時期になりましたが、この時は意識してもらいたいことが三つあります。
一つは家族で家の掃除をすることです。私が小さな頃は、どこの家庭でも、年末になると一日かがりの大掃除をしました。家中の畳を全部上げて、外に出し、半日間天日干しです。障子もすべて張替えました。その前に、その障子に穴を開けることを許されるのが、とても嬉しかったです。普段は障子を破ろうものなら、大目玉だったのに、この日は思い切り穴を開けても良いのです。大掃除の一番の楽しみでもありました。外にゴザを敷いて畳や机の間で食べる昼食も、今でいうピクニック気分でした。
すべてが終わりピカピカになった我が家をみて「これでお正月を迎えられる」と幼いながら思ったものです。大がかりでなくて良いと思います。例えば、玄関だけ、台所だけ、子ども部屋だけでも良いと思います。1年365日変わらない日になってし
まっている昨今、せめて『新年を迎える』という特別な気持ちになれる掃除を考えてください。
 夢の会、すみれ3組さんの演目「しらゆきひめ」の中に雑巾がけをするシーンがありました。大学生で雑巾を絞ることができる学生が半数という事実をご存じですか?バケツに入れて水で濯ぐことはできても絞り方を知らず、ねじるのではなく「端から抑えていく」のだそうです。ホウキを扱ったことがないのでモップのように両手で持って押し出すように使用する学生が大半という調査結果もあります。掃いてためたゴミを塵取りで処理することも、ハタキで汚れを落とすことも知らない学生ばかりだそうです。確かに便利な電化製品が普及していますが、経験はさせておいた方が良いですし、知った上で家電を使うことでありがた味も感じられますね。
もう一つは挨拶です。年の瀬には「良いお年をお迎えください」(略して「良いお年を」でも良いと思います)、そして年が明けてから初めて会う人に「あけましておめでとうございます」という特別な挨拶があります。「おめでとう」と言われて「ありがとう」と思わず応えてしまったという笑い話もあります。保護者が意識して使っていただければ、子どもも自然にできるようになるはずです。この時期にしか経験できない挨拶だからこそ大切に考えてほしいと思います。
最後にサンタさんより「すごろく」をいただきましたね。家族や親せきが集まるこの時期に多くの方が参加して行なってみてください。その際に「〇〇ちゃんのすごろくをやろう」と言っていただけると子どもはすごく嬉しいと思います。コミュニケーションの場のとれる遊びの中で子ども達の言葉やコミュニケーション力も育っていきますね。